アパート経営を行うときにはどのような費用が発生するのかを事前に把握しておく必要があります。まず税金があります。アパートを所有していれば、土地や建物に対して固定資産税や都市計画税がかかります。1月1日の所有者に対してかかり、毎年支払っていかなければなりませんから注意が必要です。
アパート経営をするときには不動産会社に管理業務を委託することが多いでしょう。この場合には、管理費を支払うことが必要となります。管理費は賃料の中から支払うこともあります、賃料とは別に請求することもあります。ローンを組んでいるのなら、ローンの返済や利息の支払をしなければなりませんから、この負担も考えておかなければなりません。
経常的にかかるお金はだいたいこのようなものですが、それ以外にも一時的にかかるお金もあります。室内の設備が故障した場合には、それを修繕するための費用が必要となりますし、定期的なメンテナンスが必要になることもあります。入居者が退去した時には、ハウスクリーニングなども必要となりますから、その費用も必要となります。新たに入居者が見つかった時には、不動産会社に対して仲介手数料を支払わなければなりません。
アパートの建物は定期的に規模の大きい修繕をしなければなりません。例えば外壁の塗装であったり、屋根の葺き替えであったりと、大きなお金がかかるものもあります。これらの費用は、一気に支払うのは大変でしょうから、少しずつ積み立てておくことも必要です。